2010年2月20日土曜日

伝統の価値、たとえば文楽と相撲



久しぶりに文楽を観劇


大経師暦替 近松物でも地味な演目ですね


人間国宝 竹本住太夫さんがでておりました


格が違いますね、素晴らしい!


文楽という芸能はその公演形態だけでは成り立ちません


国の援助が必要です


広い劇場では小さい人形の動きが伝わらず


太夫の声も届きません


国立小劇場でも広いくらい


500人が限界かな、それで5000円くらい、安いですよね


歌舞伎は1万5千円ですから


人形、浄瑠璃、三味線この3っの創る洗練された文楽は世界に誇れます


もっと皆さんに観てほしいですね


客層はほんとに高いです、30代は数えるほど、しかもほとんど外人さん


でも、こういうものにはお金はかけていいと思うのです


日本という国の伝統文化の継承ですから、国家の威信の問題ですよね


こういう文化の中に日本人のアイディンティはあると思うから大切にしたいです


そのへん大相撲は違うと思うのです


相撲も人形浄瑠璃も地方の文化として各地に残っていますね


村相撲、子供浄瑠璃とかありますね


今の大相撲は国技としての相撲ではないように思います


日本各地の人が神に奉納する相撲は日本の伝統、国技でも構いません


でも両国の大相撲はどうなのでしょう?


あそこにもかなりのお金が国から行きますよね


相撲が国技と言われだしたのは、昭和天皇陛下が無類の相撲好きだった故です


つい30年前くらい前までは暴力団との関係は公然でした、当然です興行なのですから


それが悪いとは言いません、お祭りにテキヤのお兄さんが必要なように当然でしょう


ただ残さなければならない伝統文化として考えた時に、そのプライオリティはそんなに高くないのではと思います


それならば地方の相撲文化を支える為にお金をもっと使った方がいいのではないかなと思います


なかなか地方公演は文楽はありません、地方だから観たい方は大勢います


もっと国に補助金をお願いしたいと思いますね、本当に


近頃の騒ぎを見るにつけ思いますね~



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