2010年10月15日金曜日
玉三郎という芸術
赤坂ACTで牡丹亭を見てきました
いわゆる昆劇です、京劇と異なるのは 独特の発声方です
玉三郎以外は中国人俳優、当然言葉は中国語です
3年ほど前が初演で中国でも公演していました
正直あまり期待していませんでした
役者が少し変わったことにトライする
そんな感じかなと
全5幕休憩2回はさみ2時間半
演技 発声 衣装 舞台装飾 それらが素晴らしい完成度でした
玉三郎からでる静的エネルギーの凄さ
観たことのない空間を作り上げていました
本場の昆劇を超えていたでしょう
観て本当に良かった 感動感動でした
歌舞伎という世界の限界を理解し自らを高める努力
難しい発声で長いセリフを唄い、舞う
オンリーワンの世界でした
とても残念だったのが
それを見る側の品性です
歌舞伎を見る場でも最近そうなのですが
いわゆる中高年のマナーの悪さと不勉強さ!
繊細な音楽と歌なのに 私語の多いいこと
「きれいよね~ 素敵だわ」
休憩中 係員が注意し回っても 判らないんでしょうね
あちこちから声が聞こえます
圧巻は カーテンコールを待たず席を立つ人がたくさんいます
カーテンコールに値しないと席を立つのではなく
知らないのですね 観劇のルールを
着物の女性も多いのですが、お着物のTPOを知らないで
間違ったお着物を着ている方も多かったです
なんだか少し情けなくなりましたね
、、、、、、、、
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