2009年12月7日月曜日

伝統は学生にあらず



期待を裏切り好ゲームでした ラクビー早明戦


明治の気迫は今期一番でした


早稲田が怪我人でベストメンバーではないのを差し引いても


早明戦に恥じない試合でした


惜しむらくは体力差 スタミナが早稲田の方が上回っていた


計画的なフィットネスの向上が明治には足りなかった


これは帝慶戦の慶応にも言えました


後半は明治のFWは足がつり始めてましたね



早稲田監督中竹は学生主体の勝利に心から嬉しそうでした


明治監督吉田はほっとしたでしょう、大差がつかなくて


中竹は三年まで公式戦不出場でキャプテンになりました


OB、監督、上級生は大反対


公式戦に出てないプレーヤーがキャプテンなんて前代未聞!


しかし4年生のほとんどの総意でキャプテンに、なぜなら


「中竹なら信じれるから」


数少ないラクビー高校代表推薦組が早稲田の花ならば


無名高からコツコツ泥を噛みしめて花を咲かす土組の典型でした


かたや明治の吉田


秋工1年から花園出場、明治も1年から早明戦


日本代表、世界選抜にも選ばれたラクビーエリートでした


中竹の時代は早稲田は明治になかなか勝てませんでした


中竹組も明治に「認定トライ」でいちども勝てませんでした


今年は中竹が監督になった年の学生が4年です


大学ラクビーは善し悪しは別にして


その年の4年生が何をどうするかが本質です


清宮イズムの呪縛を脱して、学生が自分たちでラクビーを考える


中竹は早稲田大学蹴球部の監督として


ただただ学生たちに赤黒のジャージの汗の重さを感じてほしいのでしょう


かたや吉田は崩壊寸前の明治の精神を自分の力で必死に支えようとしています


かつての栄光を、強さを、重さを立て直す難しさを一身に浴びながら


スタンドを眺めるとかつてのつわもの達が奥歯を噛みしめながら


後輩たちの戦いを見つめていました


伝統の早明戦の精神はグラウンドではなく


スタンドの方が溢れていたのではないでしょうか




早稲田の星野君 途中からでしたがいいプレーでした


聞けばお父さんはラクビー部OBだそうです


親子で早明戦なんて早稲田らしい





それにしてもキックの戦略が双方成熟してません


技術、体力の問題でしょうか


時間はまだあるぞ学生!


もう一度戦える場に立とうではないか



、、、、、、、、、

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